(出典:http://gigazine.net/news/20150610-oculus-rift-consumer-model/)
VRデバイスがいよいよ登場!
現地時間2016年3月15日、アメリカ・サンフランシスコで開催されたSCEプレスカンファレンスにて、ソニーは『PlayStation VR(プレイステーションVR)』をプレス発表しました。その気になる発売日は、2016年10月であり、価格は44980円(399ドル/399ユーロ/349ポンド)であることが明かされました。『PSVR』のコントローラーとしては、PS4の標準コントローラーとして利用されている、おなじみの『DualShock 4』だけでなく、PS3世代のときに直感的な操作を可能にするために新たに開発された『PS Move』も利用できるとのことです。
一方で、同じ仮想現実対応ヘッドマウントディスプレイとして有名な『Oculus Rift(オキュラスリフト)』は、2016年3月28日に発売予定(2016年1月7日予約開始)で、価格は税込9万4600円とされています。いよいよVRのある世界が現実味を帯びてきたという印象。これらデバイスが両方とも2016年発売とされていることもあり、2016年はVR元年ともいわれています。
対応ソフトウェアもぞくぞく
これらハードウェア『PSVR』『Oculus Rift』はもちろんですが、それらの対応ソフトウェアの開発もぞくぞく進んでいます。ソーシャルゲーム開発大手の『コロプラ』は、自社の大ヒットスマートフォンアプリである『白猫プロジェクト』の『Oculus Rift』版を開発中であることを明らかにしています。そのタイトルは『白猫VRプロジェクト』。「ゲームプレイ中の全てのシーンを360度視点に対応し、敵キャラや超巨大なボスキャラとのバトルをバーチャルリアリティの世界で楽しめます。」「スマートデバイス向けにOculus Riftタイトル専用コントローラーアプリ『colopad』を独自開発しました。」(引用:http://colopl.co.jp/products/oculus/shironeko_vr.php)とも発表しており、VR向けコンテンツの開発を積極的に行っています。また、ソーシャルゲーム開発会社として有名な『gumi』も、VR技術のスタートアップ支援会社である『Tokyo VR Startups』を設立し、VR技術に対する積極的な姿勢を見せています。
なお、これまで発表された『PSVR』『Oculus』対応のソフトウェアを一覧にしてみました。いずれも没入感のある体験ができそうですね。今後の情報に期待したいところです。
エースコンバット7
Edge of Nowhere
Robinson: The Journey
The Gallery: Call of the Starseed
Battlezone
Rez Infinite
EVE: Valkyrie
Until Dawn: Rush of Blood
RIGS: Mechanized Combat League
Surgeon Simulator: Experience Reality
拡大する市場規模
2016年以降、VR市場は大きくなると予想されています。投資銀行世界最大手の『ゴールドマン・サックス』も「次世代コンピューティングプラットフォームはVR/ARに決まった」と宣言し、VR/AR市場が2025年までにおよそ800億ドル(約9兆円)規模になると予想しています(「次はVRとARが来る」ゴールドマン・サックスが明言 | Itmedia 2016年2月29日)。
これから目の離すことのできない展開が続きそうです。